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とまたAI ラベルが新しくなりました


花や野菜の水やり、生ごみやトイレなどの臭い対策に使える「とまたAI」(とまたあい)が、このたび新ラベルで登場しました。

これまでは、自作のラベルと説明書をつけていましたが、ぱっとせず・・・。
とまたAIの特徴が伝わるものにしたいと考えていました。

そんな時に、声をかけてくださったのが、鏡野町奥津在住の小谷晃代さんでした。
晃代さんは、手書き文字のデザインをされたり、布小物を作られたりといった創作活動をされているデザイナーさんです。
今回、とまたAIの特徴をくみとり、すてきなデザインで表現していただきました。
晃代さん、本当にありがとうございました!

新しくなった「とまたAI」は、道の駅「奥津温泉」、カワイリフォーム(東津山駅前)などで発売中です。
どうぞよろしくお願いします!

とまたAI
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『現代農業』で当農園の記事が掲載されました

農文協が発行する月刊誌『現代農業』平成25年1月号に、当農園の記事が掲載されました。

この号では環境浄化資材「えひめAI」の特集が組まれており、当農園の記事もその「えひめAI」の使い方とオリジナルのつくり方について掲載されています。

現代農業

もともと「えひめAI」は農業用としてではなく、川の水を浄化するために開発された資材なので、水をよく使う水稲やナスなどの栽培に使用すると効果を実感できます。

また消臭効果、汚れ落とし、汚れ防止の効果もあるので、台所、トイレ、お風呂など、家庭でもさまざまな場面で活用できます。

各家庭の排水や水田、畑の農業用水をこまめに浄化していくことで、下水道、用水路、身近な川、大きな河川、そして海の環境維持に役立つと思います。

当農園の近くにある岡山三大河川の一つ「吉井川」は、2011年の水質ランキングで、中国地方でワースト1、全国順位で164位中156位を記録する不名誉な記録を打ち立ててしまいました。

この吉井川の上流に位置する鏡野町の責任は極めて重大です。
当農園では農業面・生活面の両方の視点で、環境浄化のため「えひめAI」の普及に力を入れていきたいと思います。

川上流2

川上流

酵母菌が味の決め手

「えひめAI」完成間近

「えひめAI」を仕込んで三日目。かなり完成に近づいてきました。

漬けもの容器のなかで発酵が進むと、次第に甘酸っぱい匂いがし始めます。
この匂いがし始めたらほぼ完成の時期。

この匂いに誘われ小さな虫が集まりやすいので、日中は必ずふたをしておくことが大切です。
仕込んで三日目の様子がこのような感じです↓↓↓
110603  ブログえひめAI
(浮いているのは、お茶出しパックにいれた「納豆」)

よく見るとまだ泡が出て発酵している様子がわかります↓↓↓
110603 ブログ酵母
この「えひめAI」の中で、せっせと泡を作っている微生物が、今日の主役の「酵母菌」です。



酵母菌が作り出すもの

酵母菌は空気の少ない嫌気状態の中では、糖分をエサに炭酸ガス(二酸化炭素)とアルコールを作り出します。
私たちに馴染みの深いのが「ビール」や「ワイン」「日本酒」などのお酒。

酵母菌は乳酸菌と同じく、人間との付き合いが古く、お酒の他にも「パン」を作る際に使われる「ドライイースト」や、日本の食卓でおなじみの「しょう油」や「味噌」などを作るさいに活躍しています。

110603ブログ 酵母3
(どれも食卓には欠かせないものばかり。私は黒っぽいビンに入っている液体は苦手ですが・・・)


酵母菌は農業の世界でも大変貴重な存在。
有機栽培で使われる「ボカシ」肥料は、さまざまな有機物を発酵させて作られますが、その最大の功労者は「酵母菌」です。

酵母菌自身は有機物を分解する力はそれほど強くなく、納豆菌や麹菌など、強い分解力を持つ菌がまず有機物を分解し、それをエサに酵母菌が「アミノ酸」という物質を作り出します。


アミノ酸で野菜が美味しく

この「アミノ酸」を畑にまくと、野菜の成長がはやくなったり、収量が増加したり、そして甘みや旨みが増す、などの効果があります。

「しょう油」や「味噌」が美味しいのは、酵母菌が作り出した「アミノ酸」が豊富に含まれているから。
それと同じことが畑の野菜の中でも起こっているのです。
110603 ナス
(アミノ酸肥料でナスが美味しく、そしてすごいツヤに[昨年の当農園のナス])


「えひめAI」ができる過程では、発酵期間が短いので、それほど多くのアミノ酸が中に含まれているわけではありません。

しかし「えひめAI」を散布することで、生きた酵母菌が大量に畑にまかれることになるので、納豆菌などの力を借りて土中の有機物を分解し、野菜の栄養となる「アミノ酸」をじわじわと作り出してくれます


現代農業でも紹介されていますが「えひめAI」を散布して野菜の糖度が上がった、という声は、おそらく散布された酵母菌がアミノ酸を作り出し、それを野菜が吸収した結果ではないかと思います。

酵母菌について、もっと詳しく知りたい方は『現代農業 平成18年(2006年)12月号「プクプク酵母菌の世界へ」』をご覧ください↓↓↓
110603ブログ 現代農業
(最近なんども紹介していますが、決して『現代農業』のまわし者ではありません)


微生物に生かされている私たち

三日連続で「納豆菌」「乳酸菌」「酵母菌」の紹介を書きましたが、おそらく「えひめAI」には、これらの微生物が単体で働く時とは別の、何か相乗効果的な働きがまだまだあると思います。

書いていて改めて感じたのは、私たちの食卓にいる微生物と、畑で野菜作りに貢献している微生物は同じものが多いということ。

微生物が作り出した野菜を、微生物がさらに発酵や分解をして、そして私たちの体の中でも、微生物が体の働きを整え、健康の維持に貢献してくれているのです。

私たちは本当に「微生物」に生かされているんだなぁ、と書きながらつくづく思い知らされました。


また「えひめAI」については、折々に活用方法を紹介したいと思います。
ながい微生物の話にお付き合いいただき、ありがとうございました。

110603 ミツバチ



「畑」でも「人体」でも活躍、「乳酸菌」

「えひめAI」には、納豆菌の他に乳酸菌と酵母菌が含まれています。

その中の乳酸菌は、私たち人類の歴史の中で、最も古くから活用されてきた微生物。
牛やヤギの乳を乳酸発酵させたチーズは、紀元前2000年ころから、中央アジアで作られはじめたと言われています。

私たちの生活のなかで、一番なじみのある乳酸菌食品は「ヨーグルト」。

「えひめAI」もヨーグルトの乳酸菌を使用して作りますが、昔から私たち日本人の食卓にある漬物にも乳酸菌が豊富に含まれています。

たとえば我が家でも最近作りはじめたこの食べ物↓↓↓
110602ぬか漬け
(日本の伝統発酵食品「ぬか漬け」。漬物容器のなかは微生物の宝庫です。)

110602キムチ
(お隣韓国の発酵食品「キムチ」。ただ、朝漬けタイプのものはほとんど乳酸菌がいないそうです)


乳酸菌は体のなかで、「腸の働きを整える」とよく言われます。
便秘の改善や、カルシウムの吸収を助けるとも言われていますが、その働きは乳酸菌が作り出す「乳酸」にあります。


乳酸菌は糖分をエサに、酸っぱい成分のもとである「乳酸」を作りだします。

この「乳酸」に抗菌作用があり、食中毒細菌や有害菌の増殖を抑えるのですが、同じ菌である「酵母菌」や「麹(こうじ)菌」は乳酸の影響を受けません

乳酸菌は、人体や畑にとって有害な微生物の活動を抑え、一方で有益な働きをする微生物の働きは阻害しないことから、農業の世界では別名を「(選択的)掃除屋」と言います。

110602現代農業
(『現代農業』 「乳酸菌 大活躍」平成22年2010年4月号)

乳酸菌のその他の働きとして、

①ヨトウムシやオオタバコガの幼虫退治にも有効。
②乳酸菌発酵で作ったボカシが、ジャガイモのソウカ病の改善に効果がある。
乳酸菌の作りだす乳酸が、土中のカルシウムなどのミネラル成分を植物が吸収しやすい形に変える。

などの効果があると言われています。
③については、人体でカルシウムの吸収を助ける働きと同じことが、畑でも起こっているということです。

詳しくは『現代農業』「乳酸菌 大活躍」平成22年2010年4月号に書いてありますので、詳細をお知りになりたい方はそちらをお読みください。


そして、乳酸菌には「動物性乳酸菌」と「植物性乳酸菌」があります。

これはただ、乳酸菌がどこに住んでいるのかにより使いわけているだけで、牛乳のヨーグルトにいる乳酸菌は「動物性」、「大豆」が原料の豆乳のヨーグルトにいれば「植物性」といった感じです。
110602 ヨーグルト
(牛乳が原料のヨーグルトは「動物性」)

日本の食卓にのぼる「漬物」や「味噌」は、漬ける原料が「米ぬか」や「大豆」なので、「植物性」の乳酸菌が活躍しています。

「植物性」乳酸菌は「動物性」のものに比べ少ない栄養の中で生きていたり、植物の作る抗菌物質に耐えて生息していることから、「動物性」の乳酸菌に比べたくましい菌なのだそうです。

便秘解消にヨーグルトも良いですが、我が家では「漬物」や「味噌汁」もしっかりとって、健康維持に役立てています。
日本の伝統発酵食品の力は、まだまだ見直しの余地があると思います。


ちょっと「えひめAI」の話から脱線しましたが、今日はここまで。

110602カエル



もっと畑に「納豆」を

「えひめAI」に含まれる納豆菌・酵母菌・乳酸菌は、無農薬栽培に取り組んでいる農家には大変貴重な存在です。

なかでも納豆菌は、農業の世界ではバチルス菌とも呼ばれ、有機物を分解する力にすぐれ、病原菌や害菌の増殖を抑える働きがあります。

「えひめAI」を散布することで、土壌中の有機物の分解を促進したり、病気の予防効果があるといわれるのも、この納豆菌の働きが大きな比重をしめています。

私たちが日常で食べる「納豆」は、賞味期限を大幅に過ぎても簡単には腐りません。
納豆菌が大豆を占有して、害菌や腐敗菌の活動を抑制しているからです
古くなった納豆に白いカビのようなものが見えるのは、納豆菌が作ったアミノ酸成分が結晶化したものです。
11060<br />1 納豆
(簡単には腐らない日本が世界に誇る発酵食品「納豆」)

この納豆菌の働きは、畑に散布した場合、野菜の病気予防に役立つといわれています。

葉の表面を納豆菌が占有すれば、病原菌の付着を防ぎ、病気を予防できるというアイデアです

ただ、雨が降ると付着した納豆菌は流れ落ちますし、土の中にも病原菌は潜んでいるので、完全に予防効果があるというわけではありません。

また、すでに病気を発症している野菜に散布しても改善効果はあまり見られないように思います。
当農園では、あくまで病気の予防的な意味と、土の中の納豆菌の数を増やす目的で散布しています


当農園は枯れ草やワラなどの有機物を多用していますので、それらを分解し、フカフカの土作りを支えてくれるのも納豆菌です。

納豆菌の作りだすネバネバ物質は、土の細かい粒子をまとめ、大小さまざまな土の塊(かたまり)を作ります。
土の粒子が塊となり、コロコロした団子状の粒がいっぱいできることで、土が柔らかくフカフカになる(団粒化する)のです。
110601 有機物マルチ
(キュウリの株もとに敷いたワラ)

柔らかくフカフカした土は、美味しく、健康な野菜をつくるために絶対必要なものです。
団粒構造の発達した土は、水はけもよく、根も呼吸しやすいので、野菜の生育を助け、根腐れの予防にもなります。
納豆菌は「土作り」に欠かせない微生物なのです。


納豆菌は日本が世界に誇る伝統の発酵食品であるばかりでなく、農業技術の分野でも、世界中のさまざまな土地で活躍できるすぐれた微生物です。

納豆の食文化があるこの国の農業で、この納豆菌の働きを活かさない手はありません。

自然界にも納豆菌とその仲間の菌は存在しますが、当農園では日常で食べる納豆菌も、「えひめAI」として増殖させ活用しています。

「えひめAI」ではなくても、少量の納豆を水でといて、その水をまくだけでも、納豆菌を畑に散布できます。
タレを入れる前に、よくかき混ぜてから水にとくと、納豆菌が元気な状態で水にとけだします。

「えひめAI」を作る時間がない方は、そちらもお勧めですので、ぜひお試しください。


「えひめAI」に含まれる酵母菌・乳酸菌についての解説はまた後日に。
110601 カエル

プロフィール

オオバヤシカズヒロ

Author:オオバヤシカズヒロ
岡山の県北、鏡野町にある大林農園のブログです。

栽培品目は ジャガイモ、ニンジン、サツマイモなどの根菜を中心に、夏はマクワウリ、秋・冬は食用ホオズキなどの変わった作物も栽培しています。

安全で栄養価が高く、そして美味しい野菜作りを、植物生理と土壌科学の視点から追求しています。

また野菜だけではなく、そのほか様々な食品を通じて、人が健康であるためには何が大切なのかを探求しています。

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