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踊るナス農家編 連作障害を克服せよ!!

今日は久々にナスのご報告を。

最近、お伝えしていなかった当農園のナス。
実はずっと不調が続いており、ここしばらくの間の悩みの種でした。

いまいちな調子の第一弾ナス↓↓↓
110622ナス全体

不調の原因はおそらく「連作障害」。
ナス科の野菜は連続して同じ場所に植えると、生理障害を起こし、上手く成長しないと言われています。


当農園では、そのことを承知の上で、今年ナスの連作に挑戦していました。

連作障害は土壌微生物や、栄養バランスの偏りで起こると言われているので、微生物の種類を増やし、土壌分析による的確な施肥で、連作の克服は可能だと考えたからです。

110622ナス単体
(連作障害の影響なのか、昨年にくらべ葉が小さく、幹が細い)

昨年も出現しましたが、ニジュウヤホシテントウによる葉の被害も出ています↓↓↓
110622ナス虫食い
(まさに悪魔の所業・・・)

以前ご紹介したニジュウヤホシテントウの幼虫↓↓↓
110622ナスニジュウヤホシ
(ナス農家の最大の敵です)

昨年はほとんど見られなかった奇形の葉↓↓↓
110622ナスねじれ
(いかにも調子悪そうなお姿・・・)


順調に育った昨年のナスは、一枚一枚の葉が大きく、茎も頑丈で、見た目もどっしりとしていました。

今年のナスも、最近は樹勢も少し回復し、持ち直してきていますが、まだまだ昨年の健康な姿のナスにはほど遠い感じがします。
110622ナス昨年
(順調だった昨年のナス 見るからに元気そう)



農薬や化学肥料を使う慣行栽培では、土壌消毒や接ぎ苗をしたりして、連作障害に対応しています。

ただ、土壌消毒では良い菌も悪い菌も全部殺してしまうことになり、野菜の抗菌力が弱まり、虚弱体質になります。
また接ぎ苗は根っこが別の樹になるので、自根苗にくらべ味が良くないということもあり、いずれも実行しませんでした。


当農園が取り入れている対処方法は、「菌には菌を」。
微生物や菌を全部殺すのではなく、逆に種類や層を増やすことで、障害を克服する手法を模索しています。


現段階で結果はよくありませんが、似た栽培方法でナスの連作をしておられる団体が近くにいます。
当農園も連作障害克服にむけ、負けずに試行錯誤を重ねたいと思っています。
110622収穫したナス
(今年もこんなナスを収穫したい↑↑↑)

乾燥にも負けず・・・ミニトマト

今日は久々に晴れ間が広がり、蒸し暑い初夏の陽気でした。

昨日まで雨天続きだったので、水やりはほとんどせずにすみましたが、きゅうりとマクワウリに、うどん粉病の症状が出ていたため、葉を摘み取り、防除目的で「えひめAI」を希釈した水を葉面散布しました。

うどん粉病はカビの仲間の病気なので、納豆菌を葉に付着させ、カビの侵入を防ぐ狙いです。


一方ミニトマトは、今のところ目立った病気もなく、順調に育っています。

トマトは水分の過剰に弱いので、今年のミニトマトは一部雨よけを取り入れ栽培しています。
110621ミニトマト1
(今年から家庭菜園用の雨よけを導入。効果のほどは・・・)


こちらが種から育てているミニトマト。
ずいぶんと大きくなりましたが、まだまだ成長中↓↓↓
110621ミニトマト2


少しずつですが花も咲き始めました。
110621ミニトマト5
(黄色い花が反り返るように咲いています)


そして、ミニトマトを観察していて目立つのは生長点についているこの白いうぶ毛↓↓↓
110621ミニトマト4
(ワサワサと・・・)

調べたところ、トマトはもともと乾燥した土地で自生している植物で、この白いうぶ毛は、土壌中の水分が少ないときに、大気中の水分を取り込むために生えているそうです。

110621ミニトマト3
(株元もびっしり)

日本の梅雨はトマトがもっとも苦手とする季節です。
同じナス科のナスは、かなりの量の水を必要としますが、トマトは反対の節水型。


雨よけをして、ほとんど水をやらない栽培をしていましたが、このように必要な水分を自分で取り込んでいる姿をみて、改めて植物はたくましいなぁと、感心しました。


今年も美味しいミニトマトが収穫できますように。
110621ミニトマト7
(けっこう美味しかった昨年のミニトマト)



「雨にもマケズ  トマト編」

雨にも負けず、風にも負けず、乾燥にも、夏の暑さにも負けぬ丈夫な体をもち
アクはなく、決して腐らず、いつも甘くておいしい実をつけている

一日に有機物少々と、水と少しの二酸化炭素を吸収し
あらゆる節から、よくわき芽を伸ばし、そして忘れず摘み取られる

田舎で盆地の畑の中の、小さなビニール雨よけの中にいて

北にミツバチの巣があれば、行けないけど、花の蜜を分けてやり
南にアブラムシの親子があれば、来てほしくないけど、少しだけ葉に住まわしてやり

日照りのときはうぶ毛をはやし
寒さの夏はワラワラしげり

みんなに、できすぎトマトと呼ばれ
ほめられるのみで、けっして悪口は言われない

そういうトマトに、なってほしい



きゅうりの収穫と、うれしい訪問者

第一弾きゅうりが収穫の時期を迎えました。

梅雨空のもと、お日様の光がなかなか届かない中での成長でしたが、なんとかここまで実が太り、無事収穫することができました。

まだまだ本数は少ないですが、これからどんどん収穫できると思います。

収穫直前のきゅうり↓↓↓
110620きゅうり

今日の収穫は6本。
110620キュウリ2
(少し曲がり気味の物もありますが、よく太って美味しそうです)



スーパーで並んでいるきゅうりでは見かけませんが、収穫直後のきゅうりには、表面に小さな棘(とげ)があります。

きゅうりの表面の棘(とげ)↓↓↓
110620キュウリ3
(小さいながらも結構チクチクします)

この棘(とげ)、手で触るとすぐに取れるので、ウチの農園も袋詰めする前に水洗いをして落とすのですが、実は結構チクチクして痛いものです。

そこで最近は棘なしの品種がいろいろと開発され、今やそちらが主流になりつつあります。
日本で栽培されているきゅうりの約半数は、サンドイッチやサラダ、漬物などの加工用に使われているため、棘なしのほうが加工業者から喜ばれるのだそうです。


しかし、野菜の棘は、何らかの意味があってそこに付いているのだと当農園では考えています。

きゅうりの棘は、おそらく害敵から身を守るためのものだと思うのですが、そういった野菜の性質を大切にして育てることも、利便性を追求する以上に重要なことだと考えています。


そして、棘と同じく、何らかの意味があって今朝きゅうりの樹にとまっていたのがこの昆虫↓↓↓
110620キュウリ4
(黄金色じゃないけど、縁起のいい生き物)


収穫の日の朝に姿を現してくれたコガネムシ。
今年はきゅうりが豊作で、ぶんぶん(コガネムシの別称「カナブン」)飛ぶように売れるということの暗示でしょうか。


第二弾きゅうりも順調に育っているので、梅雨明けの7月は収穫に加え、追肥に水やり、葉かきに誘引と、かなり忙しくなりそうです。

一気に成長した第二弾きゅうり↓↓↓
110620キュウリ5
(梅雨空に負けず、元気に成長しております)

蒸し暑い一日、生命の神秘を発見・・・

今日は蒸し暑い一日でした。

朝は雲が広がっていましたが、昼過ぎからは久しぶりの太陽が顔をのぞかせ、野菜たちが喜んでいるようでした。

ポットに種をまいてもうすぐ二カ月が経過するスイカも、先日ようやく発芽をし、一昨日から本葉も出てきました。

10粒ほど種をまいた中、無事に発芽したのはわずか二つ。
定植予定地だった場所は第二弾ナスに譲ってしまったため、後日、別の場所に居住地を構えます。
110617スイカ
(ようやく発芽・・・収穫はいつになることやら)


一方こちらは先日追肥をした第一弾キュウリ。
まだ成長途中ですが、花がたくさん咲き、来週にはいくつか出荷できそうです。
110617キュウリ1
(一本の株から10個近く花が咲きました)

110617キュウリ2
(しっかりと実がついております)

よく観察していると・・・花と若葉が同じ形です。
110617キュウリ3
(ヒトデだ・・・)


生命の神秘を感じる素晴らしい発見をした直後、こんな発見も・・・

110617カエル2
(どうゆう格好なの・・・)

反対のアングル↓↓↓
110617カエル1
(これも生命の神秘なのか・・・)


マクワウリに陽の光を

先日、第二弾キュウリを定植した際、となりの畝に同じウリ科の「マクワウリ」も定植しました。
110608マクワウリ3
(キュウリとよく似ているマクワウリ)

「マクワウリ」はウリ科の作物の中でも特に甘味と香りがあり、夏のデザートとして古くから日本人に馴染みのある野菜です。

岡山県北の直売所では夏の時期になるとよく見かけますが、最近のスーパーではほとんど扱っていません。

若い世代の方では食べた経験のない方も増えていて、「どうやって食べるの?」と聞かれることもあります。

110608マクワウリ5
(鮮やかな黄金色のマクワウリ)

この「マクワウリ」、別名を(勝手につけた名前ですが)「和製メロン」といいます。
食べ方はメロンと同じで短冊形に切り、中の種をとればそのままかぶりつけます。


マクワウリはメロンほど甘味が強くないことと、以前に比べ夏のデザートの種類が増えたことから、今ではその存在感が薄れていますが、縄文時代の遺跡からも種が発見されるほど、古くから日本で食されてきた伝統作物です。

マクワウリは香りがよく、メロンほどしつこい甘みもありません。また、後味もさっぱりしていて、夏の暑い時期に冷やして食べると非常に美味しいのです。
110608マクワウリ4
(蜜も甘いのか、ミツバチの飛来も多い)


そのマクワウリ、去年は黄金色の果実ができる「黄金まくわ」を植え、今年はさらに、熟れても緑色のままの「甘露まくわ」にも挑戦しています。

110608マクワウリ2
(緑色のマクワウリ 名前はいかにも甘そうですが・・・)

去年作ったマクワウリは甘みもつよく、大変美味しかったのですが、ごくまれに、ほとんど甘みのない果実が混じっており、今年はその失敗果の発生を少なくできるかどうかが課題です。


また、マクワウリは世代によって食後の感想が違います。

中高年の方や年配の方に食べていただくと「懐かしいなぁ」という声が返ってきます。

一方で若い友人や知人に食べてもらうと「何これ!?美味しいね!!」と、新しい果物を発見したような感想も聞くことができます。

懐かしくもあり、新しくもあるマクワウリは、当農園の「かつての美味しく、栄養価の高い野菜を再現する」というテーマにぴったり当てはまる代表的な作物だと感じています。

廃れていったマクワウリが、もっと陽の目を見られるように、甘く、美味しいものを作りたいと思います。

110608マクワウリ6
(こんな光景を復活させたい・・・)


プロフィール

オオバヤシカズヒロ

Author:オオバヤシカズヒロ
岡山の県北、鏡野町にある大林農園のブログです。

栽培品目は ジャガイモ、ニンジン、サツマイモなどの根菜を中心に、夏はマクワウリ、秋・冬は食用ホオズキなどの変わった作物も栽培しています。

安全で栄養価が高く、そして美味しい野菜作りを、植物生理と土壌科学の視点から追求しています。

また野菜だけではなく、そのほか様々な食品を通じて、人が健康であるためには何が大切なのかを探求しています。

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